解体工事
解体工事
解体工事
在来の建物や建造物を取り壊すことで、そこに新たな建物を造ることができる。解体工事はその時に必要とされる工事です。ただ一言に「壊す」といっても簡単ではなく、建物ごとにあらゆる建材と工法で建てられていますから、適切な手順で解体工事を進めていくことが大切です。
そして解体工事には危険がつきもの。安全性を確保し、最適な手順で工事を進めていくことが求められます。解体工事をご依頼される側としては、工事開始前に様々な届け出が必要となりますのでご注意ください。
解体工事の基本的な流れ
解体工事前には、各所に届け出が必要となります。
【1】解体業者への依頼・日程調整
【2】役所などの公共機関やインフラ会社に停止連絡
【3】法務局へ「建物減失登記」の提出
【4】都道府県へ「解体建物の構造」「着手時期及び工期・工程表」「分別解体の計画」といった書類の提出
【5】市町村へ「家屋取り壊し届」を提出
こうした書類申請や届け出を怠ることなく、確実に進めていくことが解体工事では大切です。
※水道に関しては工事後の清掃で利用する場合があるため、解体業者の担当者とよく話し合っておきましょう。
様々な解体工事の工法
●手壊し工法
主に木造住宅で行われる工法。人力で家屋を解体していくスタイルで、新築と反対の手順で解体していきます。
●重機併用(手壊し)工法
手壊し工法に重機を組み合わせたもので、木造住宅では現在のもっとも一般的なスタイルです。重機を使う分、工期短縮が可能です。
●圧砕機工法
RC造・SRC造の建物解体で行われる工法。ユンボに油圧クラッシャーやショベルなどを取り付けて解体していきます。
●ハンドブレーカー工法
RC造・SRC造の建物解体で行われる工法。エアコンプレッサーを動力としたハンドブレーカーでコンクリート躯体を取り壊す工法です。